教諭逮捕で市教委謝罪 一関、児童ポルノ画像提供容疑
岩手日報 2014/05/13
少女の裸の画像をメールで提供したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで一関市内の小学校教諭が11日逮捕された事件で、同市教委は12日、記者会見を開き、小菅正晴市教育長が「事実とすれば言語道断。極めて遺憾であり、深くおわびする」と謝罪した。
市教委によると、教諭は教職経験26年目。2009年4月から現在の小学校に勤務している。指導力もあり、校長からの評価も高かったという。12日の朝、校長が児童に教諭の逮捕を説明。同日午後7時から同校で行われた保護者説明会には、保護者や地区民ら200人以上が参加。「子どもたちもショックを受け不安になっている」などの発言があったという。市教委は13日、臨時の小中学校長会を開催。事件の対応について説明、教職員の服務意識の徹底を図る。
県教委によると児童ポルノ法違反容疑での教職員逮捕は初めて。県教委教職員課の金田学総括課長は「容疑が事実だとすれば重大な問題だ。市教委と連携して必要な対応を検討していく」と話した。
一関署は12日、教諭を盛岡地検一関支部に送検した。
児童ポルノ法違反の容疑で逮捕されたのは、岩手県一関市の小学校教員・岩渕浩容疑者(48)。岩渕容疑者は、去年9月30日と10月3日に、18歳未満の少女の裸が写ったわいせつな画像、数十枚をメールに添付して第三者に送った疑いが持たれており、容疑を認めているという。